試合観戦前の予習復習!Wine氏による「龍虎杯」Vol.2出場チーム徹底分析!

10月22日(土)の開催を目前に控えた『Vainglory(ベイングローリー)』の日韓公式大会「龍虎杯」Vol.2出場チーム徹底分析!「ViVianne」と「Phoenix Armada(元・Invincible Armada)」、龍虎相打つ両チームの分析を、試合のハイライト映像とともに元・INVリーダーWine氏の解説で見ていきましょう!

2016/10/14 14:57

「龍虎杯」Vol.2出場チーム徹底分析!

『Vainglory』史上初の日韓公式戦ということで大きな反響があった龍虎杯が10月22日(土) に帰ってきます!
第2回龍虎杯では、前回参加できず、多くのファンに惜しまれた韓国チーム「Phoenix Armada(元・Invincible Armada)」が参加し、第1回龍虎杯で優れた競技力で優勝を手にした日本チーム「ViVianne」を相手に試合を行う予定です。

今回はその、龍虎相打つ両チームの分析を、試合のハイライト映像とともに元・INVリーダーWine氏の解説で見ていきましょう!

元・INVリーダーWineによる龍虎杯分析

ViVianne

レーン - Guest_111488208
ジャングル - tatuki217、ViViMercy
ローム - ViViQIZ、chanhide
龍虎杯優勝&多数の日本リーグ優勝(Discord cup、GLM、GLP)、このように華やかな経歴を持ったチームであるViVianne(以下ViVi)は、名実共に日本最高レベルのチームの一つと見ることができる。新しいメンバーまで獲得し、さらに強力になったViVi、龍虎杯初代王者の冠を守りきれるか注目だ。
前回の龍虎杯決勝はViViというチームが持つ長所と短所が克明に現れた大会だった。
▲画像クリックで動画を再生します。

まず、決勝の最初の試合を見てみよう。この試合ではViViはFAに金鉱3回、クラーケン2回、タレット4つを許してしまい、試合開始後22分までタレットを1つも破壊できなかった。オブジェクトコントロール(※)においての弱点は、その後の試合でも続いて露見し、3試合目でFAが金鉱を7回も持って行く中で、ViViは一度も金鉱を得られなかった。その結果、試合内容においては、少なからず物足りなさを残した。

※オブジェクトコントロール=金鉱山やタレットなど、マップ上の障害物(オブジェクト)の制御
▲画像クリックで動画を再生します。

それにもかかわらず、試合で勝利したのはViViであった。正確なスキルの連携により試合を主導していくことは、ViViの最大の利点だと見ることができる。試合が長くなるほど集中力を失うことになるチームが多い中、ViViの集中力はむしろ後半に輝いた。特にQIZ選手のロームプレイは圧巻だった。最終的にViViが試合で勝つことができたのは、もちろん、Guest_111488208選手とtatuki217選手の優れた活躍もあったが、QIZ選手の功績が非常に大きかったといえる。百聞は一見にしかず、決勝戦でのQIZ選手のプレイをご覧あれ。
▲God of Grab(画像クリックで動画を再生します。)
▲理想的なスキル連携(画像クリックで動画を再生します。)
▲ローミングの定石(画像クリックで動画を再生します。)

レギュラーメンバーがそのまま維持されたので、チームの組織力はさらに改善されたであろう。 ViViMercy選手、そして新たに合流したchanhide選手も、いつでも試合に出場することができる優れた選手たちだ。もちろん、過去の試合で見られたオブジェクトコントロールの物足りなさは必ず改善すべき課題だが、ディフェンディングチャンピオンとして、今回の龍虎杯でも素晴らしい活躍を期待している。

Phoenix Armada(元・Invincible Armada)

レーン - druid
ジャングル - Mango
ローミング - pQq
Phoenix Armada(以下Armada)は、最高の1年を送っている。今年参加したすべての主要な大会(VIPL、VGL Korea、E3 Samsung Invitational、CMEG 2016)の全てで優勝する快挙をおさめた。しばらく前に北米のチームPhoenixの傘下に入り、プロチームとして更に飛躍するところだ。
▲今や不死鳥艦隊(Phoenix Armada)

まず、メンバーの変化が目立つ。 昨年のVWIからメンバーとして活動してきたWineは夏のシーズンを最後に引退し、pQq選手が加入。配信者としてかなりの認知度を誇るpQq選手は、今後Armadaの”ローミング・モンスター”としてdruid選手、Mango選手と呼吸を合わせることになる。

ただし懸念される点は、pQq選手の公式リーグ参加の経験が皆無だということだ。ランク試合や練習試合では優れた活躍を見せてくれた選手たちが、放送される試合では実力を発揮できない場合がある。大会が与える緊張感とプレッシャーからである。実際に、現在のずば抜けた競技力を見せてくれているMango選手の場合でも、VIPL S3初期まで、その圧力に多少抑圧された姿が見られることもあった。もちろん、最初のデビューから強い印象を残した選手たちもいたので、pQq選手がどんな姿を見せるのかについて決めてかかるのは早い。とにかく安定感のあるプレーを繰り広げることがpQq選手にとって何よりも重要である。
▲戦闘力測定不能?!

安定したレーン管理と積極的なジャングル運用を通じて、ゲームを主導していくことはArmadaの強みであり、その中心には、常にMango選手があった。 Mango選手は序盤から積極的に相手ジャングル陣営にプレッシャーを与え、試合のスノーボール(※)を得意とするプレーヤーである。新たに合流したローマーpQq選手との相乗効果がどうか期待される。ただし受動的なジャングル運用は、Mango選手の利点を潰してしまい試合を苦しくするので、やめたほうがよさそうだ。

※スノーボール=雪玉を斜面で転がすとどんどん大きくなるように、試合の戦況を傾けて行く様子
▲このようなプレーを期待してみてもいいか(画像クリックで動画を再生します。)

不世出のレーナー・druid選手はいつのまにかデビュー2年目に入っており、未だ最高の技量を誇っている。今回の龍虎杯を通して、東アジアの王者の冠を再び韓国に戻すことができるか期待したい。

「Wine」氏プロフィール

韓国トップギルド・Invincible Armada(現・Phoenix Armada)のリーダー兼ローマーとして活躍し、VIPL優勝など経験。2016年サマーシーズン以降は現役選手を引退し、大会の解説などで活躍中。

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