『Vainglory(ベイングローリー)』- 「VIPL」2日目の大会レポート!「UniversalCivils」の初戦ほか、3試合のポイントとは...?

『Vainglory(ベイングローリー)』の国際リーグ「Vainglory International premier league」の大会レポート!2日目の試合内容や、現地の様子を振り返ろう!

2015/12/10 16:00

「VIPL」2日目

12月3日(木)より、韓国にて開催中の「Vainglory International premier league」

2日目に行われた「DMG vs WILD」、「Ardent Alliance vs SK Gaming」、「WEV vs UniversalCivils」全3試合の内容や「UniversalCivils」の状況について報告が、Adobee氏からまたまた届いています!

現地だからこそ分かる試合のポイントとは...!?

「VIPL」の詳しい情報はこちらから

「VIPL」レポート -2日目-

みなさんこんにちは!
「UniversalCivils」も参加した、大会2日目の模様をレポートしていきたいと思います。

第1試合 Wild vs DMG

まずは「Wild vs DMG」の1戦。

中国選抜であるDMGには、以前、Huntersで戦っていたGodFather選手がいます。この点について、HuntersのQueen選手にインタビューを行いました。

Adobee「なぜGodFather選手は、Huntersから抜けたのですか?」

Queen「彼は別のチームで自らの実力を試したいという意思があったので、チームを抜けました。そして彼は、VIPLの予選がかかっていた《Vainglory China Invitational》で、DMGとして自分の実力を証明したのです。」

Queen「評判によってはHuntersよりもDMGのほうが中国では強いという声もあるので、私たちとしても、GodFather率いるDMGには頑張ってもらいたいと思っています。」
そんなQueen選手からのお墨付きをもらっていたDMGでしたが、最序盤に手痛いソロキルを取られてしまいます。

リンゴを使っていた彼ですが、対面のスカーフにうまく対応できず、ハラスからの通常攻撃で落とされてしまいました。最序盤ではありますが、この1キルで会場の空気は一気にWild側に傾きました。その後もDMG側は、非常に苦しい“空気感”の中で戦っていかなかればならなかったように思います。この空気感こそがオフライン大会の醍醐味であり、味方につけなければいけないものでもあります。
また、WildのWildMonG選手は味方がナイスプレーをするごとに、とても大きな声で「ナイスー!」などと、相手チームにも聞こえるくらいの声を発していました。

そのまま試合はWildのペースで進み、Wildが勝利をおさめました。僕的にはWildMonG選手の掛け声、的確な指示、ムードメイクが勝利の要因であったと思います。試合のMVPにも選ばれていましたね。

第2試合 SK Gaming vs Ardent Alliance

この試合では、皆さんピックの時点でだいぶ驚いたのではないでしょうか。そうです、Ardent Alliance側のソーPickです!

正直会場の観客もかなり驚いたような顔をしていました。そして序盤のSK側の猛攻を見るたびに「やっぱりソーはネタキャラなんだ」というような空気が漂っていました。

しかし、結果的に勝利したのはArdent Alliance。この試合のキーポイントは、試合の中盤以降でソーが落ちなかったことと、味方がそれを守ったこと。これに尽きると思います。
決してSK Gaming側の詰めが甘かったわけではありません。ソー対策としてキャサリン、コシュカはしっかりとアトラスを積んでいましたし、集団戦の戦い方も特別に悪かったわけではないと思います。

強いて言うとすれば、"レイトゲームまでソーを耐えさせてしまったこと"が敗因でしょうか。
▲ソーを活かしきった後のShinKaigan選手のこの表情、とてもスポーツっぽくて好きです。(c)OGN

第3試合 UniversalCivils vs WEV

そして最終戦、日本代表「UniversalCivils」の試合です

前回の記事でも取り上げましたが、僕らはこの1週間「選手間のコミュニケーション」と「相手チームの分析」を繰り返し行ってきました。予選大会の頃とパッチが違う中で、敵の癖や得意なヒーロー、集団戦のエンゲージの仕方など、練習時間のうち半分以上はこういった分析に時間を費やしてきたのです。

結果だけで言うならば、僕らの考察よりWEV側の考察のほうが一歩先を行ってました。そして、僕らは敗北を喫しました。

この試合については見ていた方々もいろいろ思った点があったと思います。

・最序盤のジャングルファイトでキャサリンがアーダンではなくコシュカにスタンを使っていればよかった。
・Skyeの最初のコアアイテムはフロストバーンではなくブロークンミスを積むべきだった。
・もう少し耐えていればレイトゲームには日本のほうが強い構成なので、勝てたかもしれない。


などです。ただ、これらは結果論であると僕自身は受け止めていて、試合の9割はピックの段階で決まっていたと痛感しています。ドラフトピックというのはそれくらいとても大切な瞬間です。
誤解を恐れずに言うと、僕らは「ピックの時間に負けてしまっていた」んだと思います。これは構成がどうとかいうことではなく、"ペタルをBANされたあの瞬間に選手の思考が真っ白"になったのです。

僕らはMANGOのセレスを最大限に警戒していました。Liegeのリンゴも手強いピックですが、それ以上にMANGOのセレスを封じることのほうが勝利するために必要だと考えていました。
また、senpan選手のスカイやヴォックスであれば、Liegeのリンゴに対してレーニングフェイズで負けることはないと信じており、レーン戦よりは、こちらのジャングルのコントロールを取られてしまうことを恐れていました。

セレスをBANした後、現状のMetaを考えた時に起こり得る向こうのBANはスカイ、コシュカ、アーダンでした。そして、セレスをBANされたあとにMANGOが使いたいヒーローは何かを考えた時に、コシュカもしくはスカイだと読んでいました。

そこで、こちらがスカイをFirst Pick。相手にはリンゴとコシュカという"現在EAでOPとされるピック"をあえて行わせ、それに対してカウンターとなるペタルを、2ndpickに当てる。というのがこちらの戦術でした。

1週間の練習期間にもペタルを使った構成で、かなりの量をこなしました。そして非常に完成度の高いレベルで試合ができるようになっていました。しかし、BAN Timerが0になる瞬間、WEVはペタルをBANしてきたのです。
これは僕らにとって一番予想していないBANでした。彼らがなぜペタルをBANしようと思ったのかは未だにわかりません。ゲーム内のフレンドリストを見て、僕らがペタルばかりを練習していたので、何かを警戒したのかもしれません。

その後、25秒のピック時間に日本代表の3人がいかに正気を保ててなかったか、鋭い方なら分かったと思います。「スカイをピックした後、ペタルがBANされていて、アーダンとコシュカを取られていたあの場面」において、ヴォックスは絶対にピックするべきヒーローではありませんでした。同じくレイトゲームに持ち込む展開を強いられることになるなら、恐らくクラルがベストピックだったでしょう。

「The battle of HalcyonFold has begun.」

このIngame Voiceが鳴り響いた時、試合は決まっていました

1試合目を終えて...メンバー達の状況

第1試合を落としてしまった「UniversalCivils」のメンバーですが、落ち込んでいるばかりではありません!

今回の経験から自分たちのヒーロープールの甘さ、25秒という時間の中で適切な判断をする大切さ、また、改めてコミュニケーションを増やして適切な連携を集団戦で発揮する大切さを再度認識したと思います。現在はその反省点を活かし、次なるInfamous戦に向けて、チーム一丸となって考察、練習に励んでいます

決勝トーナメントへ進むためには残りの2戦を勝利する必要があるので、気を引き締めて試合に臨みたいと思います。

VIPLは、まだまだ始まったばかり!

2日目を制したのは「WILD」「Ardent Alliance」「WEV」の3チーム。日本の初戦ではありましたが、世界の舞台に気圧されたか、残念な結果となってしまいました。

Cグループで激突する残りのチームは、「INFAMOUS」と「Invincible Armada」。世界大会経験チームであるこの双璧に、どう立ち向かっていくのでしょうか...!奮闘に期待です!

なお、このレポート記事は「VIPLレポートまとめページ」にて随時リストアップされていきます。また、「VIPL」の詳しいルールやスケジュールなどは、コチラの記事をご覧ください。

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