『Vainglory(ベイングローリー)』- 「VIPL」9日目の大会レポート!「Gank Stars」と「Ardent Alliance」による準決勝だ!

『Vainglory(ベイングローリー)』の国際リーグ「Vainglory International premier league」の大会レポート!9日目の試合内容を、Adobee氏のレポートで確認だ!

2016/01/10 12:00

「VIPL」9日目

12月3日(木)より、韓国にて開催中の「Vainglory International premier league」。現地にいるAdobee氏から、9日目のレポートが届きました!

VIPLは既に決勝リーグに突入しており、前回は「WEV」と「Invincible Armada」が対決、「Invincible Armada」の決勝行きが確定しました。そして今回、9日目は準決勝第2試合!北米出身の2チーム「GankStars」「Ardent Alliance(以降、Ardent)」が戦いました。

戦いの行方をレポートともに振り返ってみましょう!

「VIPL」レポート -9日目-

みなさんこんにちは!
今日はVIPL9日目、「GankStars vs Ardent」の試合の様子をお届けします!

第1試合

この両チームはどちらも北米のチームということで、普段から同じサーバーでプレイしており、「INV vs WEV」戦のように、相手の戦い方をある程度把握しているマッチアップでした。バンピックは下記のとおり。

【GankStars】バン...アーダン ピック...スカイ、コシュカ、キャサリン
【Ardent】バン...ブラックフェザー ピック...ケストレル、グレイブ、ヴォックス

やはり、現環境でOPとされているブラックフェザーがバンされることになりました。
試合は序盤からGankStarsのCullTheMeek選手が使用するコシュカが非常にアグレッシブなプレイをしていました。アフターショックを一直線に目指し、その後も特に防具にお金をかけずCPアイテムを積む火力集中型のビルドでした。

コシュカがいることで敵のジャングルのコントロールも比較的取りやすかったGankStars。しかしArdentも簡単に勝利を渡すことはしません。序盤こそコシュカに苦しめられましたが、その分レーンでファームをしていたMICSHE選手のヴォックスが、ビルドを揃えて巻き返しを図ります。

終盤につれて徐々にArdent側が主導権を握るようになり、クラーケンの確保にも挑みます。しかし、なんとここでCullTheMeek選手が操るコシュカにスティールされるというまさかの展開に。そのまま一気にエースをとられ、第1試合は逆転に次ぐ逆転でGankStarsの勝利となりました

終盤での集団戦は圧倒的にArdentが主導権を握っていただけに、最後のクラーケンは触らず、純粋にもう一度集団戦を起こしたらArdentが勝っていたのではないかなと感じた試合でした。隣で一緒に観戦していたINVのRuin選手も「なんでクラーケンを始めたんだ。指揮官の判断がダメだったね」と漏らしていました。

第2試合

続く第2試合目、Ardentとしては決勝戦進出のために絶対に負けられない1戦です。バンピックは以下のようになりました。

【Ardent】バン...ブラックフェザー ピック...アーダン、ヴォックス、ケストレル
【GankStars】バン...タカ ピック...スカイ、アダージオ、グレイブ
この試合ではCullTheMeek選手がレーン、IraqiZorro選手がスカイでジャングルを担当してました。GankStarsは構成によってレーンとジャングルをスワップする傾向があるようです。

また、グレイブというヒーローは個人的にジャングルよりレーンを担当した時のほうが味方と息のあったガンクを決めやすいとも感じました。3回ほどレーンのMICSHE選手がグレイブとスカイのガンクをもらってしまい、序盤は非常にレーニングが大変だったかと思います。

しかしMICSHE選手はその中でもレーンをうまくコントロールし、CSを稼いでいました。さすがは世界レベルのプレイヤーです。一般的なランクマッチであれば、3回もガンクを決められてしまったら敵のレーナーとのCS差が1.5〜2倍くらい離れてしまってもおかしくありません

この奮闘により、Ardent側はGankStarsとのお金差を開かせずに中盤、終盤まで試合を運んでいくことに成功します。最初の金鉱山をShinKaigan選手のケストレルが見事にスティールしたのもかなり大きな要因でした。

そして、終盤までArdentは耐え抜きました。この構成で終盤に突入すると、アーダンのほうがアダージオより有利に集団戦を戦うことができますし、CPのコアアイテムがそろったヴォックスは、集団戦でとても大きなバースト火力を出すことができます。

この時点でアダージオは完全に無力化されており、集団戦は実質的に3vs2のような構図ができあがっていました。勢いに乗ったArdentのサポート、FlashX選手は一気に押し切らんとばかりに積極的に集団戦を仕掛けていき、第2試合は見事Ardentが勝利を収めることに成功しました

第3試合

お互い一進一退のまま迎えた最終試合。BO3の第3試合は“バンなし及び、ブラインドピックで行う”ということが大会規定に定められています。要するに。普段のランクマッチと同じ形式で試合が行われるということです。

【GankStars】バン...なし ピック...スカイ、タカ、ブラックフェザー
【Ardent】バン...なし ピック...アーダン、スカイ、ケストレル
この試合、どうやらGankStarsが誤ってロームタカをピックしてしまったように思えました。しかし、大会規定上“一度ピックを決定したヒーローは変更することが認められていない”ため、試合はそのままスタート。おそらくGankStarsはロームアーダンをピックしたかったのでしょう。

この試合はShinKaigan選手のケストレルが非常に光っていました。10分前後でレーン付近で起こった集団戦で、ミストを仕掛けて敵が寄ってきたところをトリプルスタンさせたプレイを見た時は会場の観客は大盛り上がりでした。

もちろんShinKaigan選手のケストレルが立ち回り安くするためのアーダンの動き、スカイの動きも素晴らしかったです。ブラックフェザーが育つ前にしっかりを封じ込み、流れを完全に掴んでいました。その結果、第3試合はArdentが勝利。これによりArdentの決勝戦進出が決まったのです!

試合の裏側

GankStarsは、2試合目と3試合目の合間に「アナリスト」と呼ばれる人を交えてミーティングをしていました。2試合を通しての相手のプレイ傾向、大会全体のデータから次はこのように試合運びをしよう。といったことを話しあっていたように思います。

『Vainglory』において、アナリストが専属で付いているチームは彼らぐらいだと思いますが、LoLのプロチームなど、海外のe-Sportsプロシーンでは選手、マネージャーの他にアナリストというデータ分析専門の人材がいることも珍しくありません。

結果的には最終戦を落としてしまったGankStarsですが、このようなバックを支えるスタッフ陣がいるということも、彼らが継続的に結果を出し続けることができる要因なんだと感じました。

また、勝利したArdentのShinKaigan選手は、「GLM 2015 All Star」でのインタビュー企画のため、僕らのゲストハウスに来てくれた時に「ケストレルは非常に強いヒーローだから決勝トーナメントに向けて練習している。いろんなビルドを試しているよ。」という話をしてくれました。

その時は今回使用したビルドとは若干違ったビルドでしたが、非常に完成度の高いケストレルであったことは間違いないと思います。MVPインタビューでは「少し練習してたけど他の2人のおかげ」といっていましたが、3回連続でケストレルをピックしてくるあたり、かなりの練習を積んでいたのでしょう

横で見ていたINVのRuin選手も「正直GankStarsが圧勝すると思っていた。ShinKaiganのケストレルはスーパー強いね。僕らは彼のケストレルをBANしなければならないかもしれない。」といっていました。そのくらい衝撃的なプレイヤースキルだったようです。

しかし、彼はその後こう言いました。「でも、druidがいるから大丈夫」と。

激闘を制したのは「Ardent」だ!

3試合に及ぶ北米強豪チーム対決は、「Ardent」の勝利で幕を閉じました!これにより、決勝戦は「Ardent VS Invincible Armada」となります!

長きに渡る「VIPL」のプログラムも、残すところ後わずかとなりました...。次の王者を決めるこの戦い、クライマックスをお見逃し無く!

また、この「VIPL」レポート記事は「VIPLレポートまとめページ」にて随時リストアップされていきます。また、「VIPL」の詳しいルールやスケジュールなどは、コチラの記事をご覧ください。

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